ガチャピンはシマシマ

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 会社の人にナンシー関の「記憶スケッチアカデミー」を借りた。大抵読書は通勤バスの中でしているのだが、かなり歯を食いしばってこらえていないと、一人で笑う気持ち悪い人になってしまう。
 今日はそれもあって、いまさらだが昼休みに職場で記憶スケッチをしてみた。お題は「グリコの人」と「ガチャピン&ムック」だ。グリコは昔から見ているし、ガチャピンとムックも家族がBSの「東京キッズクラブ」をよく見ているから知っているはずだ、と思った。早速描き始めてみたが、グリコの人がどの程度手を上げているかがまったく思い出せない。走っていて片足が上がっているはず。でもどっちの足だったか思い出せない。
 私は頭の中にグリコの画像をきちんと持っているような気がしていたのだが、描き始めたとたんに消えていって、紙に表れたのは別のものだった。「ニヤニヤ走っている、グリコと書いてあるランニングシャツを着た陸上部的な青年」だった。イメージ検索で答えあわせをしてみると、私の描いたものはあげている足が逆、しかも外側に蹴り上げていて変に内股、手の上げ方が遠慮気味というところが全然違った。あと髪形が少しナウ、だった。
 ガチャピンとムックはもっとひどかった。描き始めたとたん、悪魔のような表情をした妖怪と、ただ毛むくじゃらなだけの妖怪しか描けない。怖くて描くのをやめた。
 バスの中で人の絵を笑っていたけれど、私もそうとうやばい。次のお題に備えて「大仏」と「シカ」は練習しておこう。