コケットさん

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 美容哲学書というものを読んでみたくて、先週図書館へ行ったとき「コケットな女」という本を借りた。「コケットな女とは、自分の身をかまうことが好きなおしゃれな女。」だそうである。フランスの翻訳本。女性はコケットに生まれ、コケットに死ぬのです、だそうである。
 「コケットな女は○○します。コケットな女は××します。」と、全編コケットコケットいっていて面白い。日常のお手入れ、それに必要な道具、化粧品、服、靴、下着、食事、睡眠、運動などなどが延々と述べられている。フランスのお洒落さんはこうするんだろうな、っていった話。
 コケットな女は楽天的で、靴買ったりペチコート買ったり、はたまたカキ1ダース食べたりするだけで機嫌が直るのだそうだ。突然カキが出てくるところがさすがフランス流コケットさんだ。「コケットな女はキモノ袖を室内着に取り入れます。でも、この袖は台所ではスープに入ってしまったりするので向きません」というような、コケットを目指す読者が粗相をしないためのアドバイスまである。
 やっぱり読んでみてわかったのは、自分がここまで情熱と時間を割いておしゃれに取り組めそうもないということ。この本曰く「女性にはコケットな女とそうでない女がいる。それだけです。」「コケットの種は4歳か5歳に蒔かれます」とのことなので。