13回忌

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 祖父母の13回忌に出席する為、明日帰省する。飛行機で帰ろうかと思ったが、節約の為新幹線を乗り継ぐことにした。帰省代は本当に馬鹿にならない。家族(小学生)連れだからなおさらだ。
 祖父母は二人とも94年に亡くなった。祖母の方が先に逝き、その三ヵ月後に祖父も逝った。前々から悪いと聞いていて、でもかなり持ちこたえた祖母に比べると、祖父は本当に急だった。連絡をもらったとき、私は驚いてかなり動揺した。急いで帰省して、同じ葬儀会場で、祖母のときと同じ顔ぶれで、ほとんど似たような葬儀を行った。お寺様も同じようにお経を読む。手順は全て頭に入っていた。つい最近見た番組の再放送を見せられているような感じだった。
 3回忌、7回忌、そして、13回忌。法事のたび、「え、もう?」といつも思う。7と13の間は6年もあったというのに。どんどん年をとるのが速くなっているのは、時間軸を認識する解像度のようなものが衰えているだけなのだろうか。一週間の細部はすっかり抜け落ちて、ある程度たまると一か月分の記憶が滑らかにそぎ落とされ、ふっと気がつくと一年過ぎてる。頭がなんだかすかすかになっていくような感じだ。
 医者嫌いの祖父は、亡くなる前にやっと医者を呼んだ。医者にどこが悪いかと聞かれた時に、上手く喋れない口で、「あたま、いがい、ぜんぶ」と言ったそうだ。
 私は頭、からかな。