ウルトラシオシオハイミナールであるが、夏への無意識よりも更に問題作だったようだ。調査のため検索してみると、どうも受け入れられなかった人が多い。ついていけないと嘆く人。「あまりのつまらさなさにもういかねぇー」とまで書く人。翌年のラハッスルきのこショーを「ここ数年ではヒット」と評価する人。「ウルトラ〜を底辺として最近はじわじわ上がっている」という記述。また、野宮真貴の評判が悪く、「誰なのこの人、有名な人なの?」とか、「女の出る回はつまらない」など書かれている。「まぬけの殻」も評判がいまいちだった。
私が実際見たときの感想であるが、いきなり田園に死すのような白塗り少年に驚き、最後の映画まで意外な感じが続き、懐かしく楽しかった。確かに野宮真貴の異物感は強かったが、そのあたりも含めて、私が学生時代にあこがれた文化の臭いがあった。だが、明らかにただ笑いたい一部の客が、変に無理やり笑っていて違和感があったこと、見たのが確か2日目で、出演者の息の合い方がいまひとつで会場の雰囲気が良くなく、居心地がすごく悪かったことなど、マイナスの印象も強い。
再度DVDを見ると、私が見た回よりも息があっているのか、編集やカメラワークのせいか、そういう雰囲気の悪さは無い。野宮真貴も妙だし華があるし、本田久就も脇役に徹している。多分、いとうせいこうや中村有志のような出演者が強力な回と違い、良くも悪くも作家が前面に出ていたのだろうかと思う。シティボーイズライブ、の枠でなくて、こういう雰囲気を純粋に楽しみたい人たちと、小さい会場で見たかった、かもしれない。
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