シティボーイズのDVDを公演年順に見ていって、ちょうど、ラハッスルきのこショーまで終了した。時系列に並べると、必然性や運命のようなものを感じる。(大げさ?)
スペース107やジャンジャンでやっていた自由席のライブから、サントラまで出すほどに変わった「愚者の代弁者、西へ」が一番、内容の細部と言うより存在として私にとっては大きい。小さい会場のその場限り会場の客だけで閉じたライブのりではなく、WOWOWで放送することが前提とされた、音楽が重要な位置を占めた大きい会場でのライブ。
更に、ゲストが入って複雑になる「ゴム脳市場」。ラジカル時代の出演者構成に戻る「愚者の代弁者、うっかり東へ」。前年の流れを踏みつつも伏線のはり方や構成も熟練され深みのある「丈夫な足場」。屋外で受け入れられる程に客に信頼されている「NOT FOUND」、その流れでの祭り「真空報告官大運動会」。
ただ、真空報告官も面白いけれど、よく語られる三木演出の"伏線"で絡み合う、と言う部分が無理やりになり、でもシティボーイズライブだしそうそう、という感じではあった。期待されたものを出す職人となりつつあったような感じだ。
そして、三人に戻った「夏への無意識」を経て、翌年三木演出最後の「ウルトラシオシオハイミナール」。三木聡がどうして演出を離れたのかは知らないが、成熟しきって次のステップに進んだ演出家を、美味しいものたっぷりで育って肥大した客らが受け入れなかったのかも、と思う。
DVDで見ると、ウルトラシオシオハイミナールも悪くない。だが、シティボーイズを見たことの無い人に、まずこれを貸すことはありえない。
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