4次元アリ

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 小学生か中学生の頃読んだ本に「4次元の世界の住人から見た3次元の世界の住人」は「生まれてから死ぬまでが全部いっぺんに見える」と書いてあった。時間で動かしたものが四次元目方向に積み上げられているってことなんだろうけど、それがいっぺんに見えるというのはどんな感じなのだろうと、その頃一生懸命にイメージしようとした。その本には、子供から老人に変化しているイラストまで描いてあった。
 4次元を想像するには、どこかでスライスして3次元に落とさないといけないのだろうけど、それでもやっぱり難しい。いつもこの試みをするときに、昔読んだブルーバックスに書いてあった「一次元アリ」と「二次元アリ」と「三次元アリ」の例えで考えてみようとする。一次元アリは直線の上だけを歩く。平面を動く2次元アリが前を横切ったとき、一次元アリは2次元アリがいきなり現れて消えたように見える。2次元アリは高さがわからないので、3次元アリがジャンプしたり台の上に上がったりした瞬間に消えたように見える、というやつ。
 その例えで考えると、2次元アリは一生懸命、自分の世界を時間軸に積み上げて未知の3次元を想像するわけだ。そして、未知の3次元世界では、自分の生まれてから死ぬまでがいっぺんに見えるに違いない、と思う、ということになる。
 結局想像できないってことなのかも。