花をみる

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 奈良公園へ花見に行った。花を見るだけなら普通に散歩でいいのだが、家族の要請もあり、弁当を作った。
 レジャーシート、ウエットティッシュ、水筒、弁当箱群。こういう荷物を持っている場合、目的が、花を見るというよりも、花が見えて弁当が食べれる場所探しになる。該当する場所を見つけるまで、荷物を持ってうろうろだ。
 その荷物を持っているのは私ということもあり、花レベルの低い場所でさっさと妥協。自分の作ってきた弁当に心がうきうきすることも無く、気になるのは、家族が残さず食べてゴミが少なくなるかということばかり。風が強く、寒い。お茶が冷たいことをぶーぶー言われる。気を抜くと、いろんな軽いものが飛んでいってしまう。神経は、飛びそうな持ち物に集中し、見ていたとしても、桜というより、桜を見ているいろんなカップルや親子連れの弁当の食べ方くらいだったかもしれない。
 弁当を食べ終わり片付けた後、ようやく桜を見ようという気になってきた。東大寺の方に歩いていき、氷室神社で観光客とともに桜を楽しんだ。やっぱり散歩だけでいいんじゃないかと、思った。でもまた来年同じことをやりそうな気はする。