今日は「歌伝説 ちあきなおみの世界」の地上波初放送日。以前、BSで3回見逃してNHKに問い合わせたという話は書いたけれども、たまたま「ちあきなおみ」で検索していなかったら、フィギュアのことばかり考えて今回も見逃してしまったに違いない。
録画予約はしていたけれど、先日も女子フリーの録画ができていなかったし、「あたしンち」も2週続いて録れていなかったので、念のため3時からテレビの前に座っていた。ニュースが終ってようやく始まった、という時、遊びに行っていた家族(7歳)が友人を3人引き連れて帰ってきて、水くれだのなんだのと騒ぎだした。ベタなコントのようなタイミングだ。
小学生たちへ水と菓子を与えてからもう1回見はじめた。「夜へ急ぐ人」を歌う紅白歌合戦だけは見逃せないのだ。そしてそのシーン。ちあきなおみは、私の記憶よりもずいぶんこぎれいな格好をしている。記憶でもちあきなおみは黒い服を着ていたが、下半身は勝手にスカートでなくてパンツで補完していた。そしてすごく高いところで歌っていた気がするのだが、普通にステージ上で歌っている。記憶とずいぶん違う。
だが、2コーラス目に入るとカメラは下からちあきなおみの姿を捉え始めた。ちあきなおみの歌唱とパフォーマンスもかなり盛り上がってくる。ああ、これだ。上の方からちあきなおみが髪を振り乱して「おいでおいで」と歌っているこの感じ。うなり声、叫び声。これで、山川静夫アナの声が入れば完璧だったんだけど、さすがにそこはカットされていた。
ただ、脳内で30年以上温めていると変化してしまう、というのはよくわかった。今日見た映像は確かに昔見たちあきなおみなんだと思う。でも、頭の中には「おいでおいで映像」の他に、「高いところで体をゆすっているちあきなおみ」の遠景が存在していた。後ろで赤組がペンライトを振っているようなそんな和やかな光景ではなかった。なんだか暗くておどろおどろしていた。それらは勝手に、衝撃的だったそのシーンをあとで意味づけして、自分で作り上げたもののようだ。
でも、見れて良かった。本当。NHKに感謝。
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