ダメ読者なりに

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 「博士の愛した数式」を機会があったら読もう、と思っていたが、なかなか機会が無いので、小川洋子の他の作品を図書館で借りた。実はこの方の本、全く読んだことが無かった。
 まず借りたのは文庫版「妊娠カレンダー」。表題作と「ドミトリイ」もそれなりに楽しく読んだが、最後の「夕暮れの給食室と雨のプール」で、この人のほかの作品も読もうと思った。狙った文学は読んでいてどっと疲れるのだがこの話はそういうものが無かった。そして、描写に共感した。あくまで私の話。
 そして次に借りたのは文庫版「冷めない紅茶」。表題作と「ダイヴィング・プール」が収録されていた。私は多分「解説」でいうところの不注意な読者だ。しかも、解説にあったフェアネスのなさ、というのもわからなかった。多分文章楽しんでただけのダメ読者。「ダイヴィング・プール」は悪意とそこから来る行動の輪郭が強くて、少々疲労。