ONKYOのESSAY というミニコンポを、社会人になって何年目かの時に思い切って買って、それをずっと使っている。ここ数年はこのコンポを使ってまともに音楽を聴いていないのだが、カセットデッキが壊れていることを最近指摘された。家族の愛用していたSONYのTC-K777ESというデッキも時折作動しなくなり修理に出したところ、もう部品を製造していないという理由でそのまま戻ってきた。いいデッキらしいんだけどよく知らない。
そういえば以前ビデオデッキも壊れた。その時は、所有ビデオテープのMPEG2化のためにわざわざ新しいデッキを買って作業をしたにもかかわらず、ディスクがクラッシュし、一瞬で無になってしまった。バックアップをとらなかった詰めの甘さを悔やむばかりだが、そんなものに固執していること自体ばかばかしいことよ、と、どこかから声が聞こえてきそうだ。昔はね、物への執着が無いことを示すために定期的に自宅に火を放った僧もいるそうだよ、と、何かで読んだことのあるような無いようなエピソードが脳裏をよぎる。
多分私はいずれ、テープを捨てる為にデッキを買い、そしてそのデータをなんらかの形で無くすのだろうが、それが私の捨て方だと思おう。
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