NEWSプレイリスト2013春

今年の初詣で春日大社で引いたおみくじはそういえば「凶」だった。しかも巫女バイトのお姉さんがふわっとおみくじスティックを戻してシャッフルしなかったので、とりやすいところにあった同じおみくじを素直に引いた四歳児も凶だった。

と、それを思い出せば納得できる今年に入ってからのこの感じ。そういう気分をなんとか払拭するためにiTunesでNEWSのプレイリストを作ってみた。
興味を持ち始めてからコツコツと音源を集め、シングルのカップリングも中古でだいたい集めて、残すはあと2曲といったところ。現段階でその中からセレクションするとこんな感じになる。以下、括弧は収録されているシングルやアルバム名。

Fighting Man (Fighting Man)
Quntastic! (WORLD QUEST/ポコポンペコーリャ 初回B)
Love Melodies (さくらガール [初回盤])
SNOW EXPRESS (color)
さくらガール (さくらガール)
秋の空   (LIVE)
Smile Maker (color)
ワンダーランド (LIVE)
Say Hello (touch)
NANDE×2 DAME (TEPPEN)
アリバイ  (pacific)
BE FUNKY! (LIVE)
チャンカパーナ (チャンカパーナ)
ラビリンス (恋のABO)
OPEN YOUR EYES (恋のABO)

去年ファン投票でベスト盤を作るということで私も投票したけれど、シングル以外の4曲ということだったのでそのとき選んだのは「Smile Maker」「BE FUNKY!」「ラビリンス」「NANDE×2 DAME」。結局そこからはSmile Makerしか上位に行かなかったので私の趣味は昔からのNEWSファンと違うのかもしれない。

「Fighting Man」は2011年10月にNEWSを調べ始めた時に動画サイトで聴いてNEWSに興味を持つきっかけとなった曲の一つ。6人時代最後のシングル。歌割が細かくいろんな声の組み合わせがめまぐるしくて何度聴いても飽きない。伴奏だけ聴いてても面白い曲なのに、ハモリやら拡声器声やらこれでもかと詰め込まれて聴きどころがとにかく多い。詞は応援(説教?)ソングなわけだけど、なんだか気持ちのこもってない高田純次風無責任な感じが曲の雰囲気に合ってていい。

「Quntastic!」は「WORLD QUEST/ポコポンペコーリャ」のカップリングで、4人になってからの曲。この曲で好きなのはAメロ。小山加藤のパートにテゴマスが上から下からハモったりハモらなかったりする個所が特に好きでよく聴く。この曲を「Fighting Man」の次におくと、その次に持ってくるのは「Love Melodies」かなと。透明感のある声を持つテゴマスを有するNEWSに合った雰囲気のいい歌。

「SNOW EXPRESS」も「Fighting Man」と同様NEWSに興味を持つきっかけとなった曲の一つで、私が見たのはどこかのアカン子がUPしていたUnplugged Live。でもおかげでジャニーズに対するちょっとした偏見が消えて入りやすかった。この曲は山下達郎作曲ということで私世代には非常に馴染む曲調。
「Unplugged Live」は「LIVE」というアルバムの初回限定盤のおまけDVDなわけだが、後にそれを中古で手に入れてからは四歳児(当時三歳児)が気にいり何度も見たがるので、私も調子に乗って言われるがまま再生した。だから続いて「さくらガール」「秋の空」と選曲しているのはその影響かもしれない。

「Smile Maker」。"NEWS=応援ソング"ってよく言われるが、私はもう、君らに応援されてもな、と思うのが普通の年齢。でもこの歌はそういうこと無関係に本当にいい。ラップが多いけど別にクールに決めるってわけでもなく、メッセージも冒頭命令形で言ってる割には押しつけがまし過ぎず。アレンジも控えめで美しいのに力強い。ファンセレクションBESTからこの曲が漏れたらどうしようかと思ったが、収録されて良かった。
そしてこの曲に続けて聴きたいと思ったのは「ワンダーランド」。LIVEというアルバムは名曲が多いのでこの曲を特に取り上げる人は少ないのかもしれないが、どこか「Smile Maker」に通じるような美しさと力強さがあり。しかも疾走感もあって好きな曲。

そしてガラッと変わって8人時代から「Say Hello」と「NANDE×2 DAME」の2曲。8人時代は若くてピュアすぎるというか、ちょっとした気恥ずかしさがあって6人時代よりはあまり聴きこんでいないのだが「Say Hello」は楽曲の良さからその若さが魅力的な形で完成されているのであまり気恥ずかしさがない。一方の「NANDE×2 DAME」は8人時代で一番よく聴く曲。8人のそれぞれ違った個性のあるそれも当時の若い声が、イキがったラップでかっこつけてみたり、少年らしい綺麗な声で歌ってみたり、それこそ成長過程の男の子の恋愛に対する多面性というか混沌が若い8人のボーカルで奇跡的に生み出されてる曲だ、といったら多分褒めすぎで、実は単純に面白いから好きなのだが。

で、この並びだと次は「アリバイ」になる。現在のNEWSを構成している4人が歌っているこのまったりした曲を挟み、「BE FUNKY!」へ。トラブルマン主題歌のこの「BE FUNKY!」って何でファンセレクションから漏れたんでしょうね。まずシングル向きな完成度の高い曲だと思うのだけどシングルでもないし、ファンセレクションからも漏れるってどういうことだろうか。不遇すぎるのじゃないだろうか。今更LIVEってアルバムを手に入れて聴こうって人は少ないだろうし、ほんとうにもったいない。

そしていわずとしれた「チャンカパーナ」。この曲に関しては語ることが多すぎるのでまたいつか書くとして、チャンカパーナの前に持ってこれるのは「BE FUNKY!」しかないと思ったのだが、チャンカパーナの後に持ってこれる曲がよくわからなかった。そして単に好きな「ラビリンス」を持ってくることにした。歌謡曲調という共通点だけだが。

「ラビリンス」は、まだ4人でのNEWSのシングルがリリースする前に、4人のボーカルだとどんな雰囲気なんだろうなというのをイメージしやすかった曲で、小山加藤のパートがすごく魅力的だというのが好きな理由なのだった。4人NEWS大丈夫かなあ、こやしげはどんな役割になるのかなあなど不安のあった頃、この曲を聴いて、4人ってのもありだなと思った。この曲の2番のサビ直前の掛け合いのところの小山パートは不思議な細かい微振動がのっかってるような不透明な声で色気があってすごく好きだし、1番の加藤手越の掛け合いパートは二人の声が対称的、かつ、加藤君の声の出し方がすごく良くて魅力的なのだった。

そして最後に持ってきたのが「OPEN YOUR EYES」なのだが、この曲はラビリンスといつもセットで聴いていた。この淡白な曲が、いろんな濃い曲を中和する気がしてエンディングにふさわしいかと。そしてまたリセットして最初の「Fighting Man」に戻る、そして繰り返す。


昔、自分セレクションコンピテープを作り、それをよく友人に勝手に送りつけていた。あの頃は編集も大変でテープの長さという制限内でいかに仕上げるかにとにかく燃えていたっけ。
あれは、自分でテープ編集して聴くだけでなく、人にあげることで共有したかったのかなあと思う。facebookとかでいうところのいいね!みたいないわゆる「安っぽい承認欲」ってやつに近かったのかな。今から思うと。